「結合子」 大富 亮個展
「結合子」 大富 亮個展
Otomi Akira Art Exhibition "Combinator"
2009.3.20 fri-3.22 sun 11:00-19:00
「さみだれ」「さざなみ」という美しい名前の日本の軍艦が、海賊退治にア
フリカに向かう。そういえば、彼らはいったいどうして「海賊」になったの
か?アフリカから奪うだけ奪っておいて、彼らがカラシニコフを手にわずかな
金品を奪い返そうとすれば「治安」の維持のために鞭を食らわす「先進
国」・・・。世界を見る、絵というファインダーを通じて、見る人とつながっ
ていきたい。油絵と『チェチェン民族学序説』の挿絵の展示も。どうぞお越し
ください。(大富亮)
本『チェチェン民族学序説−その倫理、規範、文化、宗教=ウェズデンゲル』
最新刊 ムサー・アフマードフ 著
今西 昌幸 訳 林 克明 特別寄稿 大富 亮編・挿画
〜ロシアとの対峙を続ける少数民族・チェチェン。
その世界観、宗教観、先史時代から受け継がれる慣習がいま明らかに。
厳しい慣習と神への尊敬が人を律する、
チェチェンとその精神を理解するための一冊!〜
高文研刊 2,500円(税別)をギャラリーでも販売します
チェチェン民族学序説―その倫理、規範、文化、宗教=ウェズデンゲル
- 作者: ムサーアフマードフ,今西昌幸
- 出版社/メーカー: 高文研
- 発売日: 2009/02/01
- メディア: 単行本
- クリック: 9回
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※ご来場ありがとうございました。お陰様で無事終了いたしました。
作家本人より記録写真とコメントが届きましたので、ご覧ください。
初日だ。
パーティーは毎晩やるつもりで、したがってオープニングの案内はしなかった
のだけれど、ほんとうに大勢人が集まってくれて、楽しい会になった。
終わりなく、いつも途上で消えてゆくものが、ありがとうという言葉の中に、
完結する。
2日目だ。
世の中には、僕の知らないような人たちが、本当にいろいろな活動をしてい
るのだと知る。たった一人と一人の強い信頼関係の存在が、その周囲に与える
影響は大きなものがある。信頼は確実な仕事を生み、確実な仕事が人を動か
す。人は人を信頼する人を信頼する。
夕方から急に、どうしても来てほしかった人が何人も来てくれて、胸をなで
おろす。
3日目だ。
短い個展がもう終わる。ちょっと短すぎたか。
ふと、「芸術をアートと言い換えたときに対岸の火事になる」と思った。
それなら頌歌を歌って、芸術をほめよう。舟の帆に風を送り、それを少しでも
と沖に走り出させよう。この舟は、人のいるかぎり絶対に沈まない。
またお越しください。